韓国のコミュニティサイトより「日本の漫画編集者たちが語る韓国ウェブトゥーン.jpg」というスレの反応を翻訳して紹介します。
日本の漫画編集者たちが語る韓国ウェブトゥーン.jpg

鳥嶋和彦
(『ドラゴンボール』)
「すでに日本の漫画が『MANGA』という呼び名で世界に普及してる現在、逆に日本へ普及してくるウェブトゥーンは、その高い浸透力によって日本漫画を脅かす『開港船』に匹敵する存在になるかもしれない。
いや、アメリカンコミックやバンド・デシネがなかなか日本に広まらないことを考えれば、韓国のウェブトゥーンは、日本の得意分野である漫画に致命打を与え得る初めてのライバルとも言えるだろう。
違いはあっても、韓国ウェブトゥーンと日本漫画はどちらが上かを争う関係ではなく、それぞれの独自性を認め合い、共に発展していく関係が望ましい。
最強のライバルは最高の友だち、という言葉もある」
― 著書『Dr.マシリト 最強漫画術』より

石橋和章
(『マギ』『神のみぞ知るセカイ』『モブサイコ100』など。小学館で最年少編集長に就任)
「世界一の漫画編集者は誰かと聞かれたら、はっきり答えられる。キム・ジュングだ。
彼は漫画だけじゃない。経営を含め、あらゆる仕事で天才的な頭脳を持った漫画編集者だ。
2004年、NAVERがまだ小さなベンチャー企業だった頃から彼を知っていた。
そして彼は10年で成長し、日本に巨大なプラットフォームを築いた。
その結果、日本の漫画プラットフォームはLINEマンガとピッコマの2強になった。
出版社のプラットフォームであるジャンプ+やマガポケなどは、彼らの10分の1程度の規模にしかなっていない。
今や日本はLINEマンガ、ピッコマ、コミックシーモア、めちゃコミックの4強体制になった。
これから漫画家は出版社ではなく、プラットフォームと直接連載を始めるようになり、
これまで出版社が得ていた利益を漫画家自身が直接受け取る時代が開かれる」
+
「ウェブトゥーンの国内利用者データを見たところ、1位が10代、2位が50代だった。自分も50代だから分かるけど、老眼……目の問題が大きい」
― 本人の有料連載回顧録、第11章より

村松充裕
(『食糧人類』など。講談社で20年間編集者として勤務後、現在はサイバーエージェントで漫画・ウェブトゥーン部門の編集長)
「2005年に韓国と中国へ行った時は、みんな日本漫画を読んでいた。
そして10年後、韓国と中国へ行った時には、みんな日本漫画ではなくウェブトゥーンを読んでいた。
講談社に韓国の高校生が見学に来たことがあった。
その時、生徒たちと日本漫画について話したんだけど、女子生徒たちは、日本漫画は読み方が難しくて読めないと言っていた。
そして、日本漫画はどうしてカラーではなく白黒なのかとも聞かれた。
漫画に慣れてない読者にとっては、右から読む日本漫画は読みづらいのかもしれないと思った。
そして、わずか10年で韓国と中国を席巻したウェブトゥーン。
それを学ばなければならないと決心した」
― メディアインタビューより

佐渡島庸平
(『宇宙兄弟』)
「これから本格的なウェブトゥーンの時代が始まる。
初めて漫画を読む人にとって、フルカラーのウェブトゥーン形式は圧倒的に読みやすい。
もう日本漫画は終わった」
(言い方が過激すぎてめちゃくちゃ叩かれた)
― YouTube動画など

豆野文敏
(元・小学館マンガワン編集長、現・めちゃコミック編集長)
「ウェブトゥーンはいつの間にか、日本の漫画市場全体の15%を占めるまでになりました。
この勢いでアニメ化などが進めば、30%以上になる可能性もあります。
次の世代にも日本漫画を受け継いでいくために、私たちは今の漫画を守らなければなりません」
― 日本の新人漫画家オーディション「めちゃコミックオーディション」にて
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(スレ主)もちろん、
「漫画を作れるのは日本人だけ」
「ウェブトゥーンは漫画を作れない韓国人が作ったもの」
と言う編集者もいるにはいる。
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韓国の反応
多少はリップサービスも入ってると思う。
競争相手が現れれば市場そのものが大きくなるから、この人たちにとってもウェブトゥーンが伸びたほうが都合がいい。
スマホの普及と噛み合って、日本で一気に浸透した。
マジだよ。
成長速度を見ると本当にとんでもない。
それに収益分配率も日本の出版社と比べるとかなり高いから、日本の漫画家がウェブトゥーンに移る動機も十分ある。
日本の漫画家はウェブトゥーンの分配率を初めて聞くと、詐欺じゃないかと思うらしいw
多少リップサービスが入ってるとしても、ウェブトゥーンの成長ぶりはかなりすごい。
『俺だけレベルアップな件』が大ヒットしたから、今度はアメリカのNAVER WEBTOONの看板作品『ロア・オリンポス』もアニメ化されるらしい。
少し前には『亜人』もNAVERウェブトゥーンに入ってきた。
正直かなり驚いた。
延々と画面をスクロールしないといけないから疲れる。
年を取ったからだろうか・・・。
雑誌デビューは限られたページ数の中で枠を分けるから、同時連載が12作品なら12作品を超えられないけど、ウェブなら作品を一覧に載せるだけならほぼ無限に増やせる。
人の目につく1ページ目や厳選作、ベスト枠みたいなものだけで考えても、ウェブトゥーンは月火水木金土日それぞれ12作品ずつ、80作品くらいまで載せられるから、デビュー難易度がかなり下がる。
二線級の作家としてでもデビューできれば、とりあえず食べていけるから、専業で続けながら少しずつ漫画力を身につけることもできる。
プラットフォームとして、雑誌よりウェブのほうが明確に有利な点はある。
スマホ基準なら漫画より見やすいとは思う。
スマホで見る人が増えたからだと思う。
日本も紙の本よりスマホの電子書籍にほとんど移ってる。
ジャンプですら電子版で全部売る時代だから。
いや、個人的にはスマホで見ても、日本漫画のページ構成のほうが読みやすいんだけど…(ブルブル
慣れの違いもある。
上から下にずっと読むだけだから、スクロールするだけで済むし、若いデジタル世代にはそのほうがすごく楽なんだと思う。
「ウェブトゥーンなんてそんなに成長できる産業か?」と言われてたのにどんどん成長してる。
これからの10年を考えるなら、過小評価するより、どう備えるか、どこを参考にできるかを考えたほうがいい。
漫画家、出版社、印刷所、流通業者……本にするならこれだけ多くのところが関わるけど、ウェブトゥーンは基本的に作者、プラットフォーム、読者くらいしかいない。
そのぶん作者に入る取り分も多くなるから、これからどんどんウェブトゥーンに流れていくと思う。
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