韓国人「日本社会を経験して、我が国も真似るべきだと感じたものがこちら…」→「やはり日本は参考にすべき国…(ブルブル」=韓国の反応

韓国のコミュニティサイトより「日本旅行で感じた日本社会」というスレの反応を翻訳して紹介します。


日本旅行で感じた日本社会

去年か一昨年に日本旅行に行ったことがある。
それまで含めて5〜6回は行ったことがあるんだけど、旅行前に日本で博士までして、今は韓国で日本関連の研究をしながら学生を教えている教授が出た映像を見たことがあった。

そのとき教授が言ったのが、
「日本は本来国家が負担すべき資源を安全を名目に企業に転嫁し、それを通して高齢化への負担を分散している部分がある」
という話だった。

そのときはただ
「ああ、日本は災害も多いし、安全に敏感なんだな」
くらいに思って流してた。

でも実際に旅行で見てみたら、なんか違う感じがした。

観光地のあるちょっと田舎に行ったことがあるんだけど、そこで小さなマンホール工事をやってた。

前後で交通を整理する人がそれぞれ1人ずつ、工事の真ん中にも1人、マンホール工事に従事してる人が3〜4人。
待機してるのかもしれないけど、下水管を取り替えるような大規模な工事じゃなくて、かなり小規模に見える作業だった。
交通整理も前後10メートルくらいで、工事もマンホールひとつだけ。

それなのに、こんな小さな工事にこんなに人を使うんだ?って思った。
(自分はこの分野に関わってないから、我が国でも同じなのかは分からない)

それに働いてる人たちがみんな、明らかに父親世代〜それより5〜10歳上くらいの高齢層で、最低でも60代半ばから70代後半くらいに見えた。

これを見て、教授の言葉がそのまま思い出された。
「日本は本来国家が負担すべき資源を安全を名目に企業に転嫁し、それを通して高齢化への負担を分散している」

そう思ってから旅行中に観察すると、どの駅に行っても、日本式のスクリーンドアがあっても最低2人、多い駅だと4人6人と安全整理の人が立っていた。
どこに行っても、警察でもなく警備でもないのに制服を着て安全整理している人がいた。

教授の言葉をもう一度思い出した。
「安全を名分に企業に雇用を強制する部分があるから、企業も進んで費用を払うし、市民社会もそれを当然だと思う」
「高齢層を企業に雇わせても、高齢層は稼いだ金で海外旅行をして国外で消費するわけではなく、ほとんどを国内で生活費や医療費に使い、あるいは貯蓄して子ども世代に残すから、国富が流出することもほとんどない」

こういう話が思い出された。

これを見ながら、我々が高齢化時代に対応する方法のひとつじゃないかとも思った。
もちろん、我が国は人件費を少しでも減らして、機械で代替できることは機械に任せる雰囲気なんだけど、日本はこういう部分で社会的合意があるからこそ可能なんだなと思った。

完全に我が国に当てはまる例ではないけど、ある程度は考えてみる価値があると思った。
無分別に現金をばらまく福祉よりは、人口減少に向かう状況で活動できる人口を増やす側面もあって、どうせなら労働を通じて稼がせる方がいいんじゃないかとも感じた。



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韓国の反応

確かに日本では働く老人を多く見かけた気がする。
これは我が国がほかの先進国に比べて安全要員にお金をかけないからだと思う。

日本じゃなくても、カナダでも道路や工事現場にかなり多くの誘導員を配置している。

日本はただ高齢化しているから、その人たちが高齢者なだけだろうね。

初めて日本に行った時、駅の階段のところでおじいさんが制服を着て矢印の看板を持っていた。

いなくても大きな支障はないし、かなり非効率的だと思ったけど、この投稿を読んでやっとその意味が理解できた。

日本以外にも、アメリカの警察や消防を見ても分かるけど、必ず安全が最優先で、我が国とはまったく違う。

アメリカの警察が安全マニュアルをきちんと守ることや、アメリカの消防士が現場で絶対に走らないことからも、安全分野では落ち着いて仕事をするのが普通だ。

急いだり負担が過度になれば事故につながるから。

我が国で同じことをやれば国民が苦情を入れて大騒ぎになる。

我が国もかなり変わってきてる。

町のインターネット回線工事をしていると、安全標を設置して、信号係も来て交通整理をしている。

日本はそのせいで労働生産性が低くなって、経済の活力も落ちるんだよ。

良し悪しがある。

自分も日本に行ったときに、お年寄りや高齢の人がたくさん働いているのを見て、「こうやって福祉や公共雇用を回しているのか」と思った。

良いと思う気持ちもあったけど、一方でどこか無理してる感じもあったな。

日本じゃなくても、シンガポールなんかでも高齢者はファストフード店でも働いていて、あちこちでたくさん働いているのを見かけた。
もし我が国が日本のように安全分野を企業に負担させていたら、ただでさえ企業活動が難しい国だから、さらに大変だと文句を言うに決まってるだろう。
オーストラリアでも工事のとき道路の誘導員をすごく雇う。

もともとは資格のない50代以上のおじさんたちの仕事だったのに、いつの間にかアイルランド出身のワーホリの若い女性たちの仕事になっていた。

工事現場でも彼女たちを好んで雇っている。

入国審査にいたおじいさんおばあさんたちも同じようなものなのか?
世界中でどこよりも早く超少子高齢化を経験している国だ。

やはり我が国が参考にすべきなのは日本だろう。

我が国も今はかなり増えたはずだ。

地下鉄の通勤時間帯には高齢者の安全要員が配置されているし、最近は公園でも黄色いベストを着て棒を持って安全管理だといって歩き回っている。

工事の100メートル前から案内をしていて、単純労働に高齢者をたくさん使っている印象を受けた。
あの仕組みが続いている理由は低賃金だ。

最低賃金以上の労働価値がなければ、わざわざ高齢者を雇う理由はない。

日本に行くと地下駐車場の入り口にもお年寄りが立っていて、車や歩行者を誘導してるんだよな。
日本はスーパーのレジやチェーン店の接客にも、年齢が高めの人がけっこういる。
こんな発想はしたことがなかったけど、本当にその通りだ。

日本に行ったとき、公的施設で働くお年寄りをたくさん見た記憶が、この投稿を読んで一気によみがえった。

確かに学ぶべき点はあると思うし、そこは素直に学んでほしい。