韓国のコミュニティサイトより「自分は昔、ドイツや日本は悪い国だと思っていた。」というスレの反応を翻訳して紹介します。
自分は昔、ドイツや日本は悪い国だと思っていた。
子どもの頃は、ドイツと日本は戦争を起こした戦犯国で、悪い奴らだと教わった。ドイツは謝罪と反省をしているが、日本はちゃんとしていない。アメリカは彼らを制圧した、善良で正義の国だ――そんなふうに、どこかで自然と刷り込まれていた。
でも知ってみれば、帝国主義国家同士の覇権争いの中で、ドイツと日本はただ戦いに敗れたにすぎないという考えに至って、善悪を当てはめること自体が無意味だと感じるようになった。
野生で動物たちが獲物を巡って奪い合い、争うのを見たときに、それを善悪で判断しないように、ドイツや日本を見るときも、善人ではないが、もはや悪人としては見なくなった。
日本の真珠湾攻撃についても、子どもの頃は「先に攻撃したから悪い」という単純な見方しかしていなかったが、「なぜ攻撃したのか」「当時アメリカはどんな立場で、日本はどんな立場だったのか」を考えると、“先制攻撃”というものは立場や視点によって曖昧なものだと思うようになった。
日本側は、アメリカが攻撃せざるを得ないように圧迫し、誘導したと言い、アメリカ側は、日本が先に真珠湾を攻撃したと言う。
結局、皆が自国の利益のために、相手に「善」や「悪」という道徳的なレッテルを貼って意味づけをしているように見える。
表向きは道徳や倫理を掲げていても、それは自分たちに有利な道徳と倫理であり、どの価値観が採用されるかは力の論理で決まる。
本質的には、野生動物のように争っているだけだと思うようになり、善悪という概念が意味を持たないと感じるようになった。
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韓国の反応
戦争をしても基本的な倫理は守らなければならない。
ドイツと日本がやったことは一線を越えていた。
過去にやったことの酷さでさは、イギリス、ベルギー、フランスがアフリカに対してやったことの方がよほど酷かった。
いや、それはそれで批難されるべき。
でも、第二次世界大戦だけを見れば、ドイツと日本が非常に悪質だったのは事実だ。
まず戦争を始めたし、残虐行為も多かった。
他人に被害を与えることが正当化されるはずがない。
それじゃあ、スレ主はどんな被害に遭っても受け入れるというのか?
ジオンが悪の枢軸だと思っていたが、大人になると立場が違うだけだとわかった。
ただし大多数の日本国民は悪くなく、善悪で分けられないというなら理解はできる。
子供よりも理解できていない。
それなら法律や道徳、秩序はなぜあると思う?
少しずつでも歴史をもっと知れば、また見方も変わるはず。
まだ善悪の二元論から抜け出せない人がいるのは残念だ。
「ドイツや日本だけが悪かったわけじゃない」というなら共感できるが、「アメリカやイギリスも悪いことをしたからドイツや日本は悪くない」だって?
金日成は悪くない、その理由はヒトラーがいたから…こんな理屈か?
ヒトラーも悪いし、金日成も悪い。
こういう人を見ると本当に不思議に思う。
日本賛美だからなのか、それとも「自分は人と違う考えを持っている」という優越感に酔っているのか。
人に決められた考えに流される必要はない。
歴史に善悪なんてない。